フリーランスにホームページを発注して失敗した事例集

これまで知人やフリーランスにホームページ制作や更新を頼んでいたけれど、いろいろ問題が多く乗り換えたいというご要望をいただくことがあります。
いろいろな問題とはどんなことがあったのか?
お客様からうかがった失敗談をまとめてみました。

連絡が遅すぎる、お願いしてもなかなか対応してくれない

更新したいので連絡しているのに、いつもなかなか返信がもらえず、いつまで経っても古い情報のままで困っていた、というケース。

これは一番多い体験談かもしれません。
知人や安い料金で請け負っているフリーランスに依頼していた際によく聞く話です。

知人の場合、請け負っている側が「お友達価格」で対応していると、ついつい作業は後回しになりがちです。
受けられなければそれを最初に伝えるべきなのですが、知り合いであるがゆえになんとなくなーなーになってしまい、安くやっているし、という意識があるからか、つい返信も後回しに。

また、1人でやっているフリーランスの場合、抱えている仕事が多くなると、どうしても優先順位をつけざるをえなくなり、今集中して対応している仕事や高価格帯の仕事が優先となり、安い仕事は連絡すら後回しになって依頼者を不安にさせてしまうことがよくあります。

ちょっとした更新ですらなかなか対応してもらえない、相談に乗ってもらえないということが積み重なり、依頼者としても、ちゃんとしたところに相談し直そうとなることが多いようです。

コーディングを頼んだらデザインデータと明らかに違うところが散見

制作会社がフリーランスにコーディング(WordPressの構築なども含む)を依頼したがなかなか完成しないケース。

デザインデータを渡してコーディングを依頼したが、デザインデータ通りに実装されていない箇所が散見。
ちょっと見直せばすぐに気がつくようなところが多々あり、明らかにデザインデータとコーディング後の表示確認をとっていないことが分かる状態で納品された。

さらにiPhoneでの見え方がおかしいので修正依頼をしたところ、iPhoneは持っていないので不具合が確認できないと言われた。
日本国内のサイトなのにiPhoneで確認できないのは致命的。
最終的には制作会社が引き取るしかなく、散々だった、という結果に。

このケースでは制作会社が引き取るという手段で解決はしたものの、一般の方が依頼された時にはどうしようもなく、別の作業者を探すしかないという最悪の事態になってしまいます。

画像が購入前のままだった

フリーランスへホームページ制作作業一式を頼んだところ、本番公開したホームページの画像が購入前の画像のままだったケース。

依頼者がいち早く気がつき、すぐに差し替え依頼を行って対処してもらえたので大きな問題には発展しなかったようですが、未購入画像の使用は数十万円の罰金になります。
フリーランスだからおきたということではありませんが、こういった確認不足の不注意は本当に恐ろしいです。

作業者が体調不良で1週間制作がストップしてしまった

頼んでいたフリーランスの人が体調不良になってしまい、納期が1週間延期になったケース。

残念ながら体調不良は理由になりません。
依頼者も公開日を決めてその後の予定を立てています。
さらに依頼者のホームページでない場合はなおさらのこと。
制作会社がクライアントから依頼されたホームページは、作業者都合で納期をずらすことなどあり得ないので、フリーランスにこのような対応をされてしまうとやはり今後頼めなくなります。

着手当日、腱鞘炎になって作業できないと言われた

クラウドソーシングでフリーランスに頼んでいたら当日になって断られたケース。

本当か嘘か分かりませんが、できると言っていたことを急にできないと言われるのは本当に困ります。

フォームの動作確認をしてもらえていなかった

フリーランスに作成したもらったホームページのフォームが動かず確認したら、「動かないですね」と言われたケース。

納品前に動作確認をするのは当たり前の作業ですが、動かないので確認したところ「確認していません」という返事のみが返ってきた。
「確認していないなら確認して動かないところを修正してください」というと「動かないですね」との返答。
返答の意味が分からず依頼者側で状況を調べて具体的な修正指示を出し、対処してもらったとのこと。

これはあまりにもひどい体験談ですが、動作確認を行っていないケースもよく聞きます。

 

オンラインの打ち合わせ時間になっても連絡なし

フリーランスとオンラインの打ち合わせ時間を決めて、パソコンの前で待っていたのにいつまで経っても連絡がなく、あとから「寝落ちしていた」と連絡があった、というケース。

正直といえば正直……ですが、信用失いますね。

ちなみにこれに似たケースで

チャットで話していたら途中で寝落ちされた

という話も聞きました。

バタバタしていて間に合いませんでしたと言われた

フリーランスにいついつまでにこの作業をお願いしますと頼んでいたが、「他の仕事でバタバタしていてできなかった」と言われたケース。

依頼者は、作業者の他の仕事の事情などは分かりません。
できないことが予想される場合は引き受ける前に納期が厳しいことは伝えて欲しいですね。

デザインのクオリティがあまりにも低すぎた

フリーランスへホームページのデザインを依頼したがクオリティがあまりにも低すぎて途中で引き取りになったケース。

フリーランスだから、ということではないのですが、こういった話もよく聞きます。
事前の打ち合わせが不足していて、依頼者の要望が伝わっていないことが原因であることも多いです。

制作の途中で連絡が取れなくなった

フリーランスにホームページを制作してもらっていたら完成前に音信不通になってしまったケース。

こういったケースで、途中までできているのですが続きからなんとかなりませんか……という相談をいただくこともあります。
これは依頼者側の過剰な要求が原因であることも多いですが、何にしても音信不通は仕事としてあってはならないと思います。

決してフリーランスが悪いわけではないが発注はリスクも伴う

素晴らしいスキルをお持ちのフリーランスの方もたくさんいらっしゃいますし、対応、提案など本当に日頃から多くのフリーランスの方に私も助けられています。

ただ、そういった素晴らしいフリーランスの方ばかりではなく、責任感のないフリーランスに発注してしまい困っているお客様の体験談もたくさんうかがってきました。

安さばかりに目がいくと、リスクが伴うということも頭にいれて、発注先を検討したいものですね。

鶴岡製作所

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