Googleの検索結果でタイトルが反映されないのはなぜ?変更はできる?

Googleの検索結果でタイトルが反映されないのはなぜ

Googleの検索結果に表示されるホームページやブログのタイトルが書き換えられ、設定しているタイトルと違うものが表示されてしまう……
このように、「Googleの検索結果がおかしい」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

通常はtitleタグ(タイトルタグ)に設定しているものが反映されますが、Googleに書き換えられていることがあります。

この記事では、Googleの検索結果に表示される検索結果が違うものに書き換えられている時の原因と対策をご紹介します。

タイトルが書き換えられる原因とは?

タイトルが長すぎる、または短すぎる

タイトルの最適な長さは半角で51~60文字くらい(全角だと25~30文字程度、概ね32文字前後)というデータがあります。

半角51~60文字にすれば100%書き換えが起こらないわけではありませんが、書き換えられる率がもっとも低い文字数というデータがあるようです。
一方半角70文字以上、または半角10文字以下になると、書き換えられる率が一気にあがります。

参考:Google rewrote 61.6% of the titles.

また、タイトルの書き換えがされるか否かに限らず、文字数を超過すると検索結果に全タイトルが表示されません。
後半は「……」と表示されてしまいますので、適切な文字数で収めるのがよいでしょう。

記事に合わないタイトルをつけている

SEO効果を期待して、ページ内容と直接関係のないキーワードをタイトルにつけるのはNGです。

仮にクリックされても、このページじゃなかった、とユーザーに判断されるでしょう。

同じキーワードを繰り返している、詰め込みすぎている

ひとつのタイトル内で、同じ単語の繰り返しはNGです。

例)
「足立区のラーメン屋さん-塩ラーメンと味噌ラーメンが人気」
「買取 / 買取り / 買い取り」
「引越 / 引越し / 引っ越し」
「猫 / ねこ / ネコ」

他のページと同じタイトルや定形文をつけている

例えばどのページのタイトルにも「今月末まで10%OFF」というタイトルを付けるようなケースです。

ここに固有のページタイトル-【今月末まで10%OFF】○○ショッピング

このページと10%OFFの案内が一致していれば問題ありませんが、全く関係のないページで定型文が使い回されていると、書き換えられることがあるようです。

参考:最適なタイトルリンクを出しやすくするためのベスト プラクティス

古いタイトルになっている、例えば年号

記事の内容は「2023年一番売れたスイーツ」

なのに、タイトルは

「2021年一番売れたスイーツ」

になっているケースはNGです。

タイトルと記事の内容があっていないと判断され、書き換えられる可能性があります。

ページ固有のタイトルがない

WordPressなどを使っていると、時々後半に定型タイトルのみが反映されている場合があります。

例)

<title>-足立区のWebデザイン事務所</title>

本来は

<title>ここにページ固有のタイトルがはいる-足立区のWebデザイン事務所</title>

この場合、Googleの判断でタイトルが作成される場合があります。

ここまであげた項目に該当しないのに、まだ書き換えられる場合もあるでしょう。

そんな時は、次にあげる例を試してみてください。

まだできる!ページタイトルの書き換えを防ぐ方法とは?

区切り記号は「-」(ハイフン・ダッシュ)を使う

タイトルの区切り記号では「|」(パイプ)を使っている人も多いのではないでしょうか?

これまでの事例によると、「-」よりも「|」の区切り記号を使っているケースの方が、タイトルを書き換えられてしまう可能性が高いようです。

ちなみに、URLにおいてもGoogleはハイフン「-」を推奨しています。
参考記事:Googleが推奨するURLの形式、単語をつなげる時はハイフン「-」とアンダースコア「_」どっちがいい?

括弧は[]ではなく()を使う

括弧を使うと書き換えられることがあるようですが、その中でもとくに[]よりも()のほうが、書き換えが起きにくいようです。

参考:Google rewrote 61.6% of the titles.

h1とページタイトルを同じにする

検索結果のタイトルをh1に書き換えられることがあります。

理由としては、次のようなことが考えられます。
titleタグは通常Webページ上には表示されませんが、h1は表示されます。
さらにh1はメインタイトルであることから、ユーザーが実際目にする大見出し(h1)をタイトルにするほうが親切だろうと判断されるようです。

h1とタイトルを同じにすることで、Googleの検索結果の書き換えは劇的に減らせるとの見解もあります。

参考:Google rewrote 61.6% of the titles.

なお、Googleの検索セントラルではh1について次のように説明されています。

大見出しは、ページ上の他のテキストと区別でき、ページで最も高い視認性を持つ見出しとして目を引くようにすることを検討してください(例: フォントを大きくする、タイトルのテキストをページで最初に目立つ <h1> 要素に配置する)。

引用:最適なタイトルリンクを出しやすくするためのベスト プラクティス

ページタイトルに使いたいh1はそのページで最初に出てくるh1にすること、もしくはh1を1つに絞るのがよいでしょう。

h1がどれか分からない時は?

自分のブログやWebページでWordPressを使っていて、どの部分が<h1>なのか分からない方は以下で確認できます。

(1)確認したいWebページにアクセスし、右クリックで「ページのソースを表示」をクリック(またはキーボードで「Ctrl + U」をクリック)

(2)ソースコードが表示されたらキーワードで「Ctrl + F」、h1と入力して「Enterキー」をクリック

(3)h1タグがハイライトされるので、どの部分がh1なのか確認できます。

検索キーワードをtitleタグに含める

ユーザーがGoogle検索に使うキーワードをタイトルに含めると書き換えが起きにくくなるようです。

例えばよくあるのは、トップページのページタイトルを「HOME」あるいは「ホーム」のままにしているパターンです。

ユーザーがよく使うキーワードについては「Searchconsole」からある程度確認できます。
もし「Searchconsole」での探し方が分からない方は私たち鶴岡製作所で調査代行、ご提案も可能です。

まとめ

ここまでGoogleの検索結果でタイトルが反映されない理由や対策についてお伝えしてきました。

  • 適切な文字数にする(半角で51~60文字、全角で概ね32文字前後)
  • 記事内容に合ったタイトルにする
  • 同じキーワードを詰め込みすぎない
  • 定形文を使う際はページの内容に見合っているか確認する
  • 古い年号など最新のタイトルになっているか確認する
  • そもそもページタイトルが設定されているか確認する
  • 区切り記号は-(ハイフン)
  • 括弧記号は[]より()
  • ページ最初のh1とタイトルを同じにする
  • 検索キーワードをタイトルに含める

ページタイトルが書き換えられるということは、ユーザー向けにもっと適切なタイトルがあるとGoogleが判断している結果ともいえます。
SEOとしてももちろんですが、タイトル、ページ構成、内容など、本当に役立つページを見直すいいきっかけになるかもしれませんね。

鶴岡製作所

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