URLで単語をつなげる時はハイフン「-」とアンダースコア「_」どっちがいい?

Googleが推奨するURLの形式、単語をつなげる時はハイフン「-」とアンダーバー「_」どっちがいい?

URLを決める時、通常はページの内容が伝わるようなURLにすることが多いと思います。
一単語で完結せず複数の単語をつなぎ合わせたい時、ハイフン(ダッシュ)でつなげるのか、アンダースコア(アンダーバー)でつなげるのがよいか、はたまた記号は使わずにつなげてしまうのがよいか、迷うことはありませんか?
この記事ではGoogleが推奨するURLの形式をいくつかご紹介します。

複数の単語を組合せて単語を区切る場合はハイフン「-」を推奨

以前、Googleは

「-」(ハイフン、ダッシュ)と「_(アンダースコア、アンダーバー)」は、同じ扱いとしていましたが、2023年10月現在、Googleの検索セントラルを見ると、ハイフンを推奨しています。


URL では、ハイフンを使用して単語を区切ることを検討してください。それにより、ユーザーや検索エンジンが URL のコンセプトを理解しやすくなります。URL にはアンダースコア(_)ではなくハイフン(-)を使用することをおすすめします。

引用:Google検索セントラル


 

〇推奨
https://www.example.com/summer-clothing/

×非推奨
https://www.example.com/summer_clothing/

さらに付け加えると、単語をつなげることも推奨していません。

×非推奨
https://www.example.com/summerclothing/

推奨は時期によってもかわるため、情報は追ったほうがよいと思いますが、今のところ単語をつなぎ合わせる時はハイフン「-」を使うのがよさそうです。

その他にもいくつかGoogleが推奨するURLについてご紹介します。

ページの内容が分かりやすいURLにする

無意味な数字やアルファベットの羅列はユーザーを困惑させるため、Webページの内容が分かりやすい単語をURLに使うことをGoogleは推奨しています。

例えば、次のような例でユーザーにとって親切なURLかそうでないかをGoogleは明示しています。


次のような URL はわかりにくく、フレンドリーではありません。
https://www.brandonsbaseballcards.com/folder1/22447478/x2/14032015.html

意味のある URL を使用すれば、利便性が増し、さまざまなコンテキストでも理解しやすくなります。
https://www.brandonsbaseballcards.com/article/ten-rarest-baseball-cards.html


 

ページの内容が分かりやすいようにするためにはページの内容を簡潔に表す単語を使うことを推奨しています。
そのため、「01.html」のようなページの内容が推測できない一般的なファイル名は非推奨としています。
だからといって過剰に単語を使うことも推奨していません。

 


避けるべき事項:

  • 不必要なパラメータやセッション ID を含む長い URL を使用する。

  • page1.html のような一般的なページ名を選ぶ。

  • baseball-cards-baseball-cards-baseballcards.html のような過剰なキーワードを使用する。

引用:URL は検索結果に表示される


 

シンプルなURLの構造を推奨、階層が深すぎるのはNG

例えば
aaa.com/01/02/03/04/05/06/○○.html
のようにページにたどりつくまでに何階層もあるURLをGoogleはおすすめしていません。
構造が複雑になり、ユーザーが今どこにいるのか判断しにくくなると言っています。

さらには、ページの内容と関連のないディレクトリ名も避けるべきと言っています。
ディレクトリとは、例えば以下の「company」や「access」が相当します。

aaa.com/company/access/recipe.html

レシピのページなのに、会社のアクセス情報のフォルダ内(ディレクトリ内)にあるのはおかしい、ということですね。

ASCII文字以外をURLにするのはNG

ASCII文字とは、半角の英字やアラビア数字・記号などで規定されている128文字のことで、全角の英数字・記号・顔文字などは含まれません。

つまり日本語はASCII文字ではないのでNGということになります。
あれ?でも日本語のURLをみたことがある、と思った方もいるかもしれません。

たしかに日本語でURLは表示されるのですが、通常ブラウザが変換(UTF-8 エンコード)を行っていて、例えば「あいうえお」は「%E3%81%82%E3%81%84%E3%81%86%E3%81%88%E3%81%8A」などに変換されています。

そのため日本語のURLも使うことができます。

さらに、GoogleはWebページをみる対象ユーザーの言葉をURLで使用することを推奨しています。

日本国内に向けたURLであれば、

aaa.com/レシピ/パン/

というようなURLです。
日本語であれば、一瞬で何のページなのか理解しやすくユーザーに優しい、というわけですね。

ただし、ブラウザ上で日本語が表示されていても、URLをコピーしてメールなど別の箇所に貼り付けると、多くの場合、前述のように変換されて意味不明かつ長いURLとなってしまいます。

弊社でWeb制作を行う時は基本的に日本語をURLで使用しませんが、変換されたURLが気にならないようであれば使うのもよいでしょう。

ローマ字表記もGoogleは認識してくれる?

例えば

tenshoku
zeirishi
haisya

などをURLに入れてもGoogleはその意味を理解できません。

ただ、例えば検索で「tenshoku」や「kyujin」とキーワードを入れると、転職や求人に関するWebサイトが検索結果に表示されます。
URLに「tenshoku」や「kyujin」が使われているホームページを検索結果に表示する場合もありますし、URLで使われていなくても検索結果の上位に表示されています。

Google検索で誤ってローマ字で入力してしまった時やタイプミス・変換ミスなどしてしまったとき、「もしかして:○○」と表示してくれたり、サジェストで日本語の候補を表示してくれるのでGoogleも学習をつづけ、対応してくれているようです。

また、

Internet
customer
cafe

など英語と日本語が同じ意味として使われている単語の場合はGoogleに認識してもらえるため、URLに適切に入れるとよいでしょう。

SEOで大事なこと

ここまで、SEOを意識したURLの決め方についてご紹介してきました。

とはいえ、大事なことはページの内容です。
内容が評価されれば、ここまでご紹介してきたことが反映されていなくても上位表示される記事も多々あります。

でも、せっかく時間を割いて書いた記事を一人でも多くの方に届くように、そして自社の売り上げなど記事を執筆している目的につなげられるようにできる対策は行えるといいですね。

鶴岡製作所

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