検索順位が検索する人によって変わるのはなぜ?

Googleなどで同じキーワードで検索しても、検索結果は人によって異なって表示されることがあります。
これは、検索エンジンの検索結果が「全員に同じ結果を表示する」形から、より個々のユーザーに最適化された「パーソナライズド検索」へと進化しているためです。
この記事では、なぜ人によって検索結果が変わるのかを解説します。

パーソナライズド検索とは

パーソナライズド検索とは、ユーザーごとに最適化された検索結果を表示する機能のことです。
Googleなどの検索エンジンは、ユーザーの検索履歴、位置情報、閲覧履歴、デバイスの種類などの情報を基に、個々のユーザーに最も関連性の高い検索結果を提供します。
具体的にどういった「パーソナライズ」があるのか見ていきましょう。

位置情報の影響

検索をしているユーザーの現在地に基づいて、近くの店舗やサービスが優先的に表示されます。
例えば、「ラーメン店」と検索した場合、東京在住の人と大阪在住の人では、それぞれの地域の店舗が上位に表示されます。さらに、「近くの」と入れなくても、より現在地に近い「近くのラーメン店」が表示されやすいです。

位置情報を活用することで、ユーザーは自分の周辺の情報を迅速に得ることができ、利便性が向上します。

検索履歴

検索履歴も検索結果に大きな影響を与えます。
検索エンジンは、ユーザーが過去に検索したキーワードやクリックしたリンクを記録し、それに基づいて検索結果を返します。
例えば、過去に特定のトピックに関する情報を頻繁に検索している場合、同じトピックに関連する新しい検索結果が優先的に表示されることがあります。
検索履歴の影響は、ユーザーが興味を持っている分野や関心事に基づいて、より一人ひとりに最適化された情報を提供するためのものです。

Googleアカウントにログインしている場合、検索結果はさらにパーソナライズされます。
Googleは、ユーザーのアカウントにひもづけられたデータを活用して、より個別化された検索結果を提供するためです。
例えば、過去に閲覧したウェブサイトや利用したサービス、保存したブックマークなどが考慮され、ユーザーにとって最も関連性の高い情報が表示されるようになります。これはブラウザが異なる場合でもアカウントに基づいて履歴が考慮されます。

ユーザーの言語設定

ブラウザや端末の言語設定に応じて、その言語のコンテンツが優先的に表示されます。日本語を設定しているユーザーには、日本語のウェブサイトやコンテンツが優先的に表示されます。

検索する人にとってのパーソナライズド検索のメリット・デメリット

このようなパーソナライズド検索には、ユーザーにとって以下のようなメリットがあります。

  • 最も関連性の高い情報を素早く見つけることができる
  • 地域に密着した情報を簡単に入手できる
  • 個人の興味や必要性に合わせた情報が優先的に表示される

一方で、次のような課題も指摘されています。

  • いわゆる「フィルターバブル」が形成される。
    自分の興味や関心に基づいた情報ばかりが表示されるため、視野が狭くなり、多様な情報に触れる機会が減少する可能性がある
  • 個人情報が収集されて利用されるため、プライバシーに関する懸念がある

その他、検索時の状況でも結果は変わる

時間帯や季節、そのときどきのトレンドなども検索結果に影響を与えます。
特定のイベントやニュースが発生している場合や、検索する時間帯や日付などにより、その状況に関連する情報が優先的に表示されることがあります。
例えば、「かき氷」という検索は夏場と冬場で異なる結果になる可能性があります。

人によって検索結果が異なるということは?

Googleの検索結果がおかしい、検索結果が違うといった疑問は、こうしたパーソナライズド検索が要因になっている可能性があります。

例えば、自分のパソコンで、あるキーワードで検索するといつも自分の会社が1位にいるとします。しかしそれは、他のユーザーが同じキーワードで検索したとき、必ずしもあなたの会社が1位ではないということです。
このような状況を理解した上で、検索順位を冷静に見極める必要がありますね。

SEOが気になる。本当の順位を調べる方法は?

ブラウザのシークレット(プライベート)モードで確認する

ブラウザのシークレットモード(プライベートモード)で検索することで、過去の閲覧履歴などが考慮されない状態で、検索順位を確認ことができます。

シークレットモードの開き方は、ChromeやEdgeの場合、パソコンなら画面右上の「・・・」をクリックすると、「新しいシークレットウィンドウ」や「新しい InPrivate ウィンドウ」をクリックします。するとシークレットモードでブラウザが開き、閲覧できます。

ただし、その場合でも、パーソナライズされている場合があります。

※シークレットモードとは、ウェブブラウザのプライバシー機能の一つで、ユーザーがインターネットを閲覧する際、履歴やCookie、キャッシュデータなどを保存しないモードのことです。

検索結果がパーソナライズされているか、いないかを確認するには?

Googleでブラウザの検索結果がパーソナライズされているかいないかを確認するには、検索結果が表示されるページの最下部をみると分かります。
「パーソナライズなしで試す」をクリックすると解除されます。

しかしながら、パーソナライズ無しにしても、今いる地域は反映されてしまいますので「ラーメン店」「パン屋」などと検索した場合、やはり今いる場所に近い店舗が検索結果に表示されます。

Google Search Console(グーグル サーチコンソール)で調べる

順位を調べたいサイトをサーチコンソール(無料)に登録している場合は、平均順位を確認できます。

サイト全体をキーワード別に調べる場合

サーチコンソールを開き、

  1. 左側のメニューから検索パフォーマンスをクリック
  2. 「検索結果」タブを選択
  3. 上部にある「平均掲載順位」にチェックを入れる
  4. 「クエリ」をクリック

各ページの平均掲載順位を調べる場合

各ページの検索順位をキーワード別に調べる場合

サーチコンソールを開き、

  1. 左側のメニューから検索パフォーマンスをクリック
  2. 「検索結果」タブを選択
  3. 上部にある「平均掲載順位」にチェックを入れる
  4. ページをクリック

各ページの平均掲載順位を調べる工程のあと、

  1. 確認したいページのURLをクリック
  2. 「クエリ」タブを選択

検索順位をチェックするツールを利用する

検索順位を確認できるツールはいくつかありますのでいくつかご紹介します。
(以下は2025年1月時点の情報)

「検索順位チェックツールGRC」

チェックツールというと、クラウド型ツールが多いなか、こちらはインストールタイプです。

無料版と有料版があり無料版はいくつか制限があります。

月額495円(税込)のベーシックプラン
登録できるURLの数:5つまで ※ドメインではなくURLです
検索語数:500まで

月額990円(税込)のスタンダードプラン
登録できるURLの数:50つまで ※ドメインではなくURLです
検索語数:5000まで

月額1,485円(税込)のエキスパートプラン
登録できるURLの数:500つまで ※ドメインではなくURLです
検索語数:50,000まで

※各プラン、年間契約の場合は2ヶ月分おトクになります

製品のダウンロード・詳細はこちら

検索順位チェッカー「SEOラボ」

簡易型のツールでURLとキーワードを入力するだけで、Googleの検索順位を100位まで即座に確認します。
登録不要、無料で利用できますので手軽に活用したい方におすすめです。

詳細はこちら

GMO順位チェッカー

クラウド型の検索順位チェックツールです。無料プランと有料プランがあります。

無料プラン
登録できるURL:1件
検索語数:10まで

月額550円(税込)のプラン
登録できるURL:5件
検索語数:100まで

月額1,650円(税込)のプラン
登録できるURL:15件
検索語数:300まで

※各プラン、年間契約の場合は2ヶ月分おトクになります

詳細はこちら

自分のホームページは何位?本当の検索順位をチェックする

検索順位が検索する人によって変わる理由と、検索結果で自分のホームページの順位を調べる方法をお伝えしてきました。

順位を調べる方法については、無料・有料、Web上で手軽に利用できるものから、インストール型、クラウド型など様々ありますので、ご自身にとって使いやすいツールを選んだり併用したりして検討してみてください。

ホームページ制作・リニューアルなら、ご相談ください

私たち鶴岡製作所は、足立区にあるホームページ・デザイン制作会社です。
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  • 制作の目的
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