実績がよい制作会社にホームページを頼んだのにデザインがダサかった。原因はなに?

実績がよい制作会社にホームページを頼んだのにデザインがひどかった。原因はなに?

ホームページ制作を頼む際、実績がよく、信頼できそうな制作会社に頼むことは一般的です。
しかし、そこで制作されたホームページのデザインがひどいものだった……ということがあります。
今回は、実績がある制作会社にホームページ制作を頼んだのに、ひどいデザインがあがってきた場合の原因や対処法について、お話しします。

その実績、デザインしたのは誰ですか?

実績がよいホームページ制作会社に頼んだら、クオリティの高い作品を期待するのは当然のことです。
しかし、担当するデザイナー、ディレクターのスキルや経験が異なります。
予算や時間的な制約なども影響するので、必ずしも万能な担当者が対応するとは限りません。

原因1)担当したデザイナーのクオリティが低すぎた

デザインがひどい場合の原因として、担当デザイナーのクオリティの低さが考えられます。
制作会社はクオリティの高い作品を提供することが使命であるものの、費用感・スケジュール感により、担当するデザイナーを選別する必要があります。
そのため、予算的に敏腕デザイナーが担当することが難しく、スキルが低かったり、キャパシティ不足のデザイナーが担当することがあります。
制作会社は、表向きにはステキなデザインばかりを並べますが、実際にそれらのクオリティーの高いデザインを制作したデザイナーが担当するかどうかは正直わからないのです。
これは制作会社にとどまらず、フリーランスでも同じです。
一見1人でやっているようにみえても、実態はさらにそのフリーランスが別のフリーランスへ委託しているケースもあります。
窓口となっているフリーランスのデザインスキルはそこそこあっても、委託先のデザイナーのスキルが低い場合、あがってくるデザインはひどい……ということもあるのです。

じつはこれはデザイナーのスキルだけにとどまりません。

原因2)ディレクターや営業などクライアントの窓口担当のクオリティが低すぎた

ディレクターや営業が窓口となっている場合、コミュニケーション不足が原因となっているケースもあります。
クライアントと制作会社との間で、打ち合わせや進捗報告が十分に行われていなかった場合、理解不足や要望漏れが生じ、十分なリサーチや調査を行っていないケースもあります。
クライアントから十分なヒアリングができていないと、正しい情報がデザイナーに伝わりません。
そのため、どんなにスキルの高いデザイナーが担当しても、ディレクターの情報が不足している、あるいは誤りがあると、クライアントが要望する方向性にはならず、求めていたデザインと全然違うデザインがあがってきた……という結果に陥ることがあります。

原因3)デザイナーの得意分野が異なる

実績のクオリティーが高かかったのでランディングページを依頼したら、あまりに簡素すぎて宣伝向きではなかった…。
こんなケースもあります。

例えばシンプル系のデザインが得意なデザイナーさんの場合、広告宣伝に使うような特設ページ(ランディングページ)のデザインはあまり得意ではないケースがあります。
逆に、楽天などでよく見られるネットショップ系のちょっとうるさいくらいの訴求強めのデザインは得意でも、シンプル系のデザインとなると、なんかダサいデザインになる……
など、デザイナーに得意分野・不得意分野がある場合、不得意分野を依頼した結果、実績はけっこうよかったのに頼んだデザインは全然ダメだった、ということもあります。

実績に似たような方向性のデザインしかない場合、要望するデザインと同じようなものが実績にあるかどうか、事前に確認したほうがよいでしょう。

デザインがヒドい原因は制作側の問題だけではないことも

原因4)依頼主の発注の仕方が要因になる場合もある

制作側のスキルが原因である以外に、発注するクライアント側の依頼内容に問題がある場合もあります。
デザインイメージを明確に伝えず、デザイナーに任せっきりにしてしまった場合、自分が求めるイメージと異なる結果になることがあります。
プロならまぁうまくやってくれるだろう……は間違いです。
イメージが思いつかない場合や要望がうまく伝えられない場合は、デザインに入る前に窓口の人としっかり話をして、意思疎通ができていることを確認しましょう。

ひどいデザインがあがってこないようにする為にできることとは

残念ながら、どんな制作会社に依頼する場合でも、「絶対」に失敗しない方法はありません。
それでもできる限り事前に対策をとることで、失敗する確率を下げることはできます。

・かならず実績を確認する
・掲載されている実績が全てではないので、依頼したいイメージの実績がなかった場合は、要望するデザインイメージの実績があるか確認する
・いいと思った実績は誰が作ったのか確認してみる
・窓口のディレクターや営業とコミュニケーションがうまく取れることを確認する
・要望するデザインイメージをきちんと伝え、窓口担当との認識が合っていることを確認する

思っていたホームページのデザインと違った…誰でもできる失敗しない発注の仕方とは?」の記事で、より詳しく解説していますのでよろしければ参考にしてみてください。

鶴岡製作所

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