接客の基本は、お客さんに対して適切に対処すること、と定義するならば、マニュアルに沿って対応していれば、恐らく間違いではないでしょう。
店頭で私が受けた「接客」も、そういう意味で、店員さんに何一つ落ち度はなかったと思います。ところが、「接客」を受けている最中から私の中では不信感が募り、途中から相手の言うことを何一つ信じられなくなり、なれなれしい口調にまでだんだん腹立たしくなる始末でした。
私がこのように感じた理由は、私が求める「接客」サービスを受けられなかったからです。
それは、「万人」に対する適切な対応ではなく、「私個人」への適切な対応でした。